Added: Nov 18, 2008

From: Naniwa00

Duration: 5:23

南アフリカの経済政策の重要事項のBlack Economic Empowerment(BEE)のご紹介をさせて頂きたいと思います。BEE を一言で言うと、黒人を中心としたアパルトヘイトで不遇な環境にあった人々(中国人などもいます)の力を経済的にもっと活かそうという政策です。単純にお金持ちの白人からお金を奪い黒人に分配するというのとは大きく違いますし、アファーマティブアクション(歴史的な経緯から来る差別を是正するために優遇策をとる措置:逆差別との批判もあります)とも違います。むしろ、南アフリカの不平等を解消し経済的成長を狙う重要戦略と位置づけられています。BEEのコアとなっているのはその評価尺度です。この評価尺度には民間企業における黒人やマイノリティーの雇用状況も含まれており、政府の公共事業に参加したい場合は評価尺度は重要な評価基準となります。評価基準は以下の7つの観点を持ちます。カッコ内は評価における採点の割合です。1.20点分 会社のオーナーシップ(株式などの取得)やコントロールを黒人などのマイノリティーが直接的に持っている割合2.10点分 管理職や権限を持ったポジションにマイノリティーが含まれている割合3.15点分 均等な雇用機会の提供状況4.15点分 人的スキル開発5.20点分 マイノリティーの会社の購買面での優遇6.15点分 マイノリティーの企業開発7. 5点分  社会的投資などの間接的に影響を持つものの割合こういった評価基準は、民間企業間の取引でも採用を推奨されています。政府はBEE推進のための資金的な援助もしており、BEEと認められる取引135に対して10億ランド(約160億円)を既にファンドから使用しています。又、ドイツ銀行やメリルリンチなどの海外からの企業もBEEを積極的に採用する事で優遇策を得ることが出来ています。2005年にドイツ銀行は南アフリカ支部において黒人投資家と黒人スタッフに対して25%の出資をさせました。同様にメリルリンチも南アフリカのビジネスの15%は黒人や女性投資家などに投資するとしています。

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